二七日を終えて

2023/12/27

母が2023/12/12 23:48に亡くなった。最後の最後まで頑張って、呼吸がないのに目を開けてくれた。涙を流してくれた。なにより、最後に、自分のことを待ってくれた。

母が亡くなり、いつも日課にしていた夜の電話もなくなり、寂しく思う。また会いたい、まだまだ生きてほしかったと毎日思うけど、それはただのエゴだと自覚している。母にとってみれば、痛みもなく、目も見えて、記憶障害も感情の転化もなにもない状態で亡くなったのだからそれが幸せだったのかもしれない。最後の最後まで子供達のことを認識できる状態だったからこそ、それで良かったのかもしれない。母の病気のことを考えれば、母自身がもっと不安でもっと恐怖の中に居ながら亡くなることもあったと思うと、少しばかり嬉しい気持ちもある。母が苦しまなくて良かったと。

生きてほしい、また会いたいと言うことはただの自分のエゴであり、母のためを思ってない。そんなことわかっているけれど、やっぱり会いたい。反応しなくてもいいから顔を見て、話しかけて、たまに認識してくれるだけでもいい。ただ、母に会いたい。

夜になると、1人になると、母との思い出を思い出し、アルバムにあるたくさんの写真を見てしまう。「あ〜母さん笑ってるなぁ、素敵な笑顔だなぁ」と無意識に言葉が出てくる。そんなことをすると辛い気持ちが出てくるのはわかりきってるのに、母をもう一度見たい、もう一度思い出したいという気持ちに蓋をしたくない。何かに熱中することで早く忘れることはできると思うけど、したくない。

自分のエゴと自分の素直な気持ちが常に入り混じる。

早く時が癒してほしい。

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